緑の森こどもクリニック

岡崎市上地の小児科 緑の森こどもクリニック

〒444-0823 愛知県岡崎市上地2-19-7
TEL 0564-57-2710(代)
  FAX 0564-57-2717      

 

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クリニック名の由来

     //名前の由来//

変わった名前?とお考えでしょうか。
 
多様な人間観察にもとづき人の抒情を歌った、太古からの中国の歌謡集「詩経

((しけい))」から凱風((がいふう) = )みなみかぜと言う言葉を取りました。
 凱風
凱風自南 吹彼棘心   凱風(
(がいふう))みなみよりし 彼((か))()心(きょくしん))を吹く
棘心夭夭 母氏劬労   棘心夭夭(
(ようよう))たれば ()氏(ぼし))は苦労しぬ
 
南の風が南から吹いて、棘(こなつめ=とげのおおい灌木)の木の心(ひこばえ=とげの生じはじめた萌葉)を吹く。〔そのように母君は我々を育てたもうた〕
こなつめのひこばえはまだ若く、母君の御苦労は大変であった。
【吉川幸次郎「詩経国風 中国詩人選集2」
 
と母の思いを歌っていますが、これに儒教的解釈が入ってくるとちょっとばかり微妙に違います。
 
「凱風」は南の風、「棘」はイバラのような小木、「心」は芽生え。すなわち、万物を育てるやわらかい南風は、イバラのような悪い木をも、めばえさせ生長させる。性質の良くない子をも、母の慈愛はこれをはぐくみ育ててくれるというたとえ。【出典:諸橋轍次「中国古典名言辞典」
 
うーん、「よくない子」って何よと突っ込みたくなる(苦笑)
 
緑の森こどもクリニックは、生きて育とうとするすべてのこどもたちを、お母さんをはじめとする養育者とともに、見守り手を添えて育てて行こうと考えています。
棘心を吹くみなみかぜのように。
 
「笑山」はみなみかぜの吹く春の山です。
 郭熙(
(かくき))という北宋の画家が、四季の山の絵の品格について書いています。
四時(
(しいじ))
春山淡冶而如笑  春山淡冶(
(たんや))にして笑うが如((ごと))
夏山蒼翠而如滴  夏山
()翠(そうすい))にして滴((したた)る)が如く
秋山明浄而如粧  秋山明浄(
(めいじょう))にして粧((よそお))うが如く 
冬山惨淡而如睡  冬山惨淡(
(さんたん))として眠るが如し 
                      郭熙 画品(
(がひん)) (『臥遊((がーゆう))録』
 
ここから俳句の春の季語 「山笑う」が生まれました。
万物が戒めから解かれ、のびやかに命を広げ、淡く緑に瑞々(
(みずみず))しさを増していく春の景色ですね。
私たちはみなみかぜの吹く春の山、笑う山を私たちの活動の足場としていきたいと思います。